リバティ1年過ごして感じた事。
開業当初からすぐに入居希望してくれたKちゃん。
当時、まだ、仕事も落ち着いていなくて、自分のやりたいことが見えていなくて、
毎日のように悩んでいた。
自分の特徴を生かして、接客業を希望することになったので、私の知人のお店を紹介した。
笑顔が素敵なKちゃんだが、仕事の段取りを覚えるのが苦手で、
最初は、毎日のように泣いていた。
悩むたびに連絡がきて、自分ができる小さいことから始めようと励ましたり、
仕事に慣れるまで、一日の流れをイメージトレーニングをするように言ったり、
普段の生活も訓練の一つだよということで、整理整頓の仕方を教えたり、、、
今、思い起こすと、当時からみたら随分と成長したなと感じる。
まだまだなところもあるけど、
Kちゃんの良いところは、「素直」なところ。
アドバイスがほしいということだったから、多少厳しいことも伝えた。
それでも、自分が変わろうとする一生懸命さが、素直に耳を傾けたのだと思う。
ちょっとした気遣いが、私達の心を癒してくれる。
1年更新するかしないかは、入居者本人の意思と、会社側から見た入居者の1年間の様子で決まる。
他人に迷惑をかけていないか、
不愉快な言動や態度が多くないか、
共有スペースを自分の所有スペースのように使っていないか、
協力をする心があるか、
リビングでの愚痴や不平不満ばかりを言っていなか。
更新は双方の意思によって決まる。シェアハウスならではだからだ。
Kちゃんは、いつも笑顔で会えば挨拶をする。
簡単なことのようにみえて、意外とできない人もいる。
大事なのは、挨拶。
コミュニケーションは、挨拶からはじまるものである。
今回の更新の手続きをしたときに、Kちゃんから、
「たいしたものではないんですけど、オーナーと知子さんで食べてください」
と、ドーナッツをいただいた。
嬉しかった。手続きだけで済むのに、気にかけてくれた気持ちが嬉しかった。
ここリバティにきて、何かひとつでも学んでくれたら、嬉しい。
Kちゃん、また、1年よろしくお願いします。